◇病気 その5肺に新たな「影」があったので、その「影」について検査をしました。ウェゲナーの新しい病へんが発生したのか、それとも別の病気を併発したのか判断するためのものでした。 結果は、『クリプトコッカス症』という病気でした。 ・・・これって何? ちょっとネットで調べてみた・・・ クリプトコッカス症は全身性の真菌症です。主に免疫抑制剤などを大量に服用している人に発症することが多く 一般の人が発症することはほとんどありません。 ・・・そっかぁ~ ウェゲナーの治療のために、いろいろな「強い薬」を飲んでいるから、 そのせいで 普通なら感染しないはずの菌にまで感染してしまったのかぁ~・・・ でも、母の感染は肺のみで、髄膜への感染はなかったので 一安心です。 明日から治療に使われる薬に対して、アレルギー反応が出なければ、ひとまず 通院治療に切り替わるかもしれないとの事です。 あ~、良かった。少しホッとしました。 クリプトコッカス症 (Cryptpcoccosis) ◇ クリプトコッカス症ってどんな病気なの? クリプトコッカス症(cryptococcosis)は、カビ(真菌)の一種であるCryptococcus neoformansによって 起こされる感染症です。 初めての感染(初感染)は、病原体のCryptococcus neoformansを吸い込んで、 肺で感染を起こす場合が多いです。 この肺での初感染は、通常、何の症状もないことが多いです。 免疫が抑制された状態で、この肺の病巣から、体の他の部分に病原体が広がって 感染を起こしたときに初めて症状が出ることが多いです。 それは、しばしば髄膜炎・脳炎であったりします。 クリプトコッカス性髄膜炎の症状は、頭痛、発熱、無気力、昏睡、人格変化、 記憶障害などです。 クリプトコッカス性髄膜炎は、永続的な神経の障害を起こすことがあり、致命率は約12%です。 免疫が抑制された人々では、肺での初感染で症状が出ることがあります。 咳、胸痛、痰、体重減少、発熱、血痰などの症状が出ることがあります。 ◇ どこから感染するの? ずばり、鳩です! 鳩の排泄物内にはクリプトコックス・ネオフォルマンスという真菌が含まれていて、 乾燥すると空中に散布されます。 肺に入った場合、クリプトコッカス症は自然治癒することも、局所感染によることも、 全身に広がる(散在性)こともあります。 ◇ どんな人がかかりやすいの? クリプトコッカス症は、免疫力・体力が落ちた人たちがかかりやすい感染の一つと考えられています。 強力なステロイドの投与を受けている人や臓器移殖を受けた人、慢性白血病、 リンパ腫、サルコイドーシス、ホジキン病、癌の患者など、免疫力免疫力・体力の 低下した人に多く発症します。 また、免疫力・体力の落ちた人にとっては、公園でハトにエサをあげる行為は大変危険です。 もちろん、そういった行動を取った人との接触も危険な場合がありますので、 幹線の恐れのある人に接する時は、以上のような行為がないか気を付ける必要があります。 人以外の動物がクリプトコッカス症になることもあります。 特にネコがクリプトコッカス症になるそうです。 正常の人の場合、肺に感染しても症状は現れません。クリプトコッカスは脳を 侵すことが多く、髄膜炎を起こすと命の保障はありません。 ジャンル別一覧
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